Jira の新規プロジェクトに権限スキーム・カテゴリ・既定の担当者を毎回自動で設定する方法
Jira の新しいプロジェクトは、Jira の初期設定のまま作られます。そのあと誰かが権限スキーム・カテゴリ・既定の担当者を開いて設定し直し、1 件漏れても誰も気づきません。新規プロジェクトを毎回同じ状態で始める設定は、Jira にはありません。標準の方法が何をして、どこで止まるか、そして New Project Defaults for Jira が作成と同時に設定する方法を書きます。
Hullspark · 2026-10-30 更新 · 出典は Atlassian のヘルプです。画面の文言は、実際の表示と違う場合があります。Atlassian のページは今は「スペース」、古いものは「プロジェクト」と書いています。
先に結論
- 全体の既定はありません。権限スキーム・カテゴリ・既定の担当者を、新規プロジェクトすべてに付ける Jira の設定は見つかりませんでした。
- 方法 1: Jira 管理者が company-managed プロジェクトを作るとき、「既存のスペースと設定を共有」にチェックすると、選んだプロジェクトと同じ構成になります [1]。
- 方法 2: プロジェクトごとに「詳細」でカテゴリと既定の担当者を設定し、権限スキームはプロジェクトの設定で切り替えます [2][3]。
- 自動で: New Project Defaults for Jira は、プロジェクトの作成イベントを受けて、最初に当てはまる管理者ルールを適用します。
方法 1: 既存のプロジェクトと設定を共有する
- サイドナビゲーションの「スペース」メニューからスペースの作成を始めます。テンプレートを選び、Company-managed を選びます [1]。
- 名前を入れ、「既存のスペースと設定を共有」にチェックします。元のスペースを一覧から選んで作成します [1]。
- 共有されるものは、作業タイプ・ワークフロー・画面・フィールド・権限・通知と、Atlassian のページに書かれています [1]。
同じページにある条件は 2 つです。この方法でスペースを作れるのは Jira 管理者だけで、Free プランでは使えません [1]。注意点もあります。1 つのスペースの構成を変えると、共有している他のスペースすべてに影響します [1]。権限スキームも同じで、スキームの変更は、それを使うすべてのスペースに反映されると Atlassian は書いています [4]。
方法 2: プロジェクトごとに手で設定する
- スペースを開き、スペース設定、詳細の順に進みます。
- Atlassian は、編集できる詳細の中にカテゴリと既定の担当者を挙げています。編集したら「詳細を保存」を押します [2]。
- company-managed プロジェクトのカテゴリは、Jira 管理者が割り当てます [2][3]。
- 既定の担当者は「未割り当て」かスペースの所有者のどちらかだけです [2]。人を指定するには所有者を変えます。
標準でできない範囲
- 元になるプロジェクトを人が選ぶ前提です。共有のチェックはスペース作成画面の中の手順です。API・インポート・自動化で作られたプロジェクトはこの手順を通らないので、Jira の初期設定のまま作られます。これは画面の仕組みからの私の解釈で、Atlassian の文ではありません。
- 共有される設定は、ページに書かれた 6 種類です。カテゴリや既定の担当者がコピーされるとは書かれていません [1]。この方法で作ったプロジェクトを確認してください。
- 共有するとプロジェクト同士がつながります。共有した構成を後から変えると、すべてに届きます [1]。同じ系統のプロジェクトには便利ですが、別々にしたいプロジェクトには罠になります。
- 漏れたプロジェクトは教えてくれません。スキーム・カテゴリ・担当者が標準と違うプロジェクトを一覧する画面は、見つかりませんでした。
New Project Defaults for Jira での設定方法
New Project Defaults は、Atlassian の Forge 上で動く Jira Cloud 用のアプリです。開けるのは Jira 管理者だけです。以下は現行版の動作です。
- ルールは最初に当てはまったものを使います。キーの接頭辞とプロジェクトタイプで当てはめ、権限スキーム・通知スキーム・プロジェクトカテゴリ・既定の担当者(プロジェクトリードか未割り当て)の 4 つを設定できます。空欄の設定はそのままです。
- 作成と同時に。company-managed プロジェクトが作られると、最初に当てはまったルールを適用します。チーム管理プロジェクトは対象外です。管理者が有効にしてルールを保存するまでは動きません。
- 権限スキーム。権限スキームは、アプリ自身の権限でバックグラウンドに書き込まれ、プロジェクトの作成から数秒後に設定されます(Jira Cloud のサイトで確認: 約 12 秒)。書き込めなかった設定は、内容と理由をアクティビティログに記録します。管理者はそのプロジェクトで「適用」を押せます。
- 先にプレビュー。既存のプロジェクトを選んで「プレビュー」を押すと、変わる内容だけが並び、何も書き込まれません。適用は確認の後に実行され、複数ページの選択と進捗表示に対応します。
- ずれの確認。company-managed プロジェクトを保存済みのルールと照らし、違うものを現在値と変更後の値つきで一覧にします。読めなかったプロジェクトは理由つきで別に表示します。
- 安全のための設計。違う項目だけを書き込むので、2 回実行しても 2 回目は何も変わりません。直近 100 件の実行を、手順ごとの結果と理由つきで記録します。Atlassian のクラウドの中だけで動き、外部サーバーにデータを送りません。
英語と日本語に対応。10 ユーザーまで無料です。
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よくある質問
Jira の新規プロジェクトすべてに、既定の権限スキームを設定できますか?
Atlassian のドキュメントでは、そのような設定を見つけられませんでした。標準でできるのは、新しいプロジェクトを作るときに既存のプロジェクトと設定を共有するか、作成後に 1 件ずつ手で直す方法です。New Project Defaults for Jira は、company-managed プロジェクトが作られたときに、管理者のルールにある権限スキームを設定します。
「既存のスペースと設定を共有」は、カテゴリや既定の担当者もコピーしますか?
Atlassian のページでは、共有されるのは作業タイプ・ワークフロー・画面・フィールド・権限・通知と書かれています。カテゴリや既定の担当者がコピーされるとは書かれていないので、この方法で作ったプロジェクトを確認してから頼ってください。
既定の担当者に特定の人を指定できますか?
Atlassian のヘルプでは、既定の担当者は「未割り当て」かスペースの所有者(プロジェクトリード)のどちらかだけです。人を指定するには所有者を変えます。New Project Defaults for Jira の選択肢も同じで、プロジェクトリードか未割り当てです。
チーム管理プロジェクトでも動きますか?
いいえ。チーム管理プロジェクトは対象外です。company-managed プロジェクトだけが対象です。
出典
Jira の内容は、Atlassian のヘルプを 2026-10-30 に読んで書いています。Atlassian は画面や文言を変更します。
- [1] Atlassian Support: スペースの作成(既存のスペースと設定を共有): https://support.atlassian.com/jira-software-cloud/docs/create-a-new-project/
- [2] Atlassian Support: スペースの詳細を編集: https://support.atlassian.com/jira-software-cloud/docs/edit-a-projects-details/
- [3] Atlassian Support: スペースカテゴリの追加・割り当て・削除: https://support.atlassian.com/jira-cloud-administration/docs/add-assign-and-delete-project-categories/
- [4] Atlassian Support: スペースの権限を管理: https://support.atlassian.com/jira-cloud-administration/docs/manage-project-permissions/
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