文書に貼った画像を、元の画質のまま一括で取り出す(場所つきの名前は製品版)

Excel や Word に貼った写真を、元の画質で全部取り出したい。コピーして貼り直すと画質が落ち、ファイルの拡張子を .zip に変えて開くと、出てくるのは image1.png、image2.png という連番で、どのシートのどのセルの画像か分かりません。ファイルが何十個もあれば、手作業では終わりません。Windows アプリ「文書の画像まとめ取り出し(Document Image Extractor by Hullspark)」は、.xlsx / .docx / .pptx のファイルをドロップすると、中の画像を元のデータのまま書き出します。無料で使え、シート名・セル・スライド番号つきの名前にするのは製品版です。

Hullspark ・ 2026-10-23

手で取り出す方法

数が少なければ、アプリなしでもできます。ファイルのコピーを作り、拡張子を .zip に変えて開くと、Excel のファイルでは xl\media フォルダに画像が入っています*1(Word は word\media、PowerPoint は ppt\media)。画像が図ではなくオブジェクトとして入っていると、この方法では出てこないという回答もあります*1。

欠点は 2 つあります。出てくる名前は image1.png、image2.png のような連番で、どのシートのどのセルの画像かは分かりません。ファイルが何十個もあれば、同じ作業を繰り返すことになります。

書き出される名前

無料版は、番号つきの名前(image001 など)で、元の画質のまま書き出します。ファイルをドロップすると、見つかった画像がサムネイルと「書き出されるファイル名」の一覧で出るので、書き出す前に確かめられます。書き出しは文書に入っているデータをそのまま書くので、再圧縮による劣化はありません。

製品版では、場所が分かる名前になります。表計算のファイルでは、シート名とセルが付きます(例: 売上_B3.png)。プレゼンのファイルではスライド番号、文書のファイルでは文書の中での順番です。表計算のセルの中に入れた画像も、セルの位置つきで取り出せます。確かめたのは Excel for the web で保存したファイルです。

読めるファイル

読めるのは .xlsx / .xlsm / .docx / .pptx です。古い .xls / .doc / .ppt、パスワード付きのファイル、Strict Open XML 形式で保存したファイルは、そう表示して処理しません。

無料版と製品版

アプリは無料です。無料版は 1 回に 1 ファイル、20 枚までを、番号つきの名前(image001 など)で書き出します。この範囲の取り出しは、ずっと無料で使えます。

製品版は、アプリの中のボタンから Microsoft Store を通して追加する買い切りのアドオンで、Microsoft アカウントに紐づきます。1 回に 1 ファイル・20 枚までという上限がなくなり、フォルダごとの一括処理、シート・セルやスライド番号つきの名前、同じ画像が何度も使われているときに 1 枚にまとめる処理、トリミングと 90 度刻みの回転・反転を反映した「見た目どおり」の書き出し(JPEG などは PNG になります)、一覧 CSV が加わります。一覧 CSV には、ファイル名、文書内の場所、大きさ、文書に入っている代替テキストが 1 枚 1 行で並びます。

データの扱い

元のファイルは読むだけで、書き換えません。ファイルを PC の外に送ることもありません。通信するのは、製品版の確認と追加のときの Microsoft Store だけです。製品版を持っているかは、起動したときと、ウィンドウが前に戻ったときに Store に問い合わせます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

できないこと

画像を「すべて」取り出すとは言えません。グラフ、SmartArt、図形そのもの、ファイルの外にあるリンク画像、IMAGE 関数で表示した画像は、画像ファイルとして文書に入っていないため対象外です。取り出せなかったものは、理由つきで画面に出します。明るさや色の効果、図形による切り抜き、90 度以外の回転は、「見た目どおり」には反映されません。文書の中で縦横比を変えて表示されている画像は、元の縦横比のまま書き出し、そのことを結果の画面に出します。Word の画像にはページ番号を付けられません。

実際の Office で保存した Word・PowerPoint のファイルと、パソコン版の Excel で保存したセル内の画像のファイルでは、まだ試していません。

Microsoft Store で公開予定

よくある質問

無料版では何ができますか?

1 回に 1 ファイル、20 枚までを、元の画質のまま、番号つきの名前(image001 など)で書き出せます。書き出す前に、サムネイルで中身を確かめられます。シート名・セル・スライド番号つきの名前、フォルダごとの一括処理、一覧 CSV は製品版です。

画質は落ちませんか?

初めの設定では、文書に入っている画像のデータをそのまま書き出すため、再圧縮による劣化はありません。製品版の「見た目どおり」は、トリミングと 90 度刻みの回転・反転を反映して書き出します。このとき JPEG などは PNG になります。

Excel のセルの中に入れた画像も取り出せますか?

はい。Excel for the web で保存したファイルで、取り出せることを確かめました。セルの位置つきの名前は製品版です。

すべての画像が取り出せますか?

「すべて」とは言えません。グラフ、SmartArt、図形そのもの、ファイルの外にあるリンク画像、IMAGE 関数で表示した画像は、画像ファイルとして文書に入っていないため対象外です。取り出せなかったものは、理由つきで画面に出します。

Word の画像にページ番号は付きますか?

付きません。Word の画像には、文書の中での順番を付けます。Excel はシート名とセル、PowerPoint はスライド番号です。

元のファイルは変わりますか?

変わりません。元のファイルは読むだけで、書き換えません。ファイルを PC の外に送ることもありません。

古い .xls や .doc は読めますか?

読めません。読めるのは .xlsx / .xlsm / .docx / .pptx です。古い .xls / .doc / .ppt、パスワード付きのファイル、Strict Open XML 形式のファイルは、そう表示して処理しません。

出典

関連: English version ・ パス・ファイル名チェッカー

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