コピーできないファイルを探す: 長すぎるパスと使えない名前を一覧にする

フォルダごと別のディスクやクラウドの共有フォルダへ移そうとして、「コピーできませんでした」と出たのに、どのファイルか分からない。パスが長すぎる、ファイル名に使えない文字がある、名前の末尾に空白やピリオドがある、のどれかであることが多く、数千ファイルのフォルダを手で探すと何時間もかかります。Windows アプリ「パス・ファイル名チェッカー(Path and Filename Checker by Hullspark)」は、フォルダを選ぶと、問題のあるファイルとフォルダを一覧にします。無料版でも調べる範囲は同じで、一覧は先頭の 50 行までです。

Hullspark ・ 2026-10-23

手で調べる方法

Windows の「長いパスを有効にする」設定(レジストリの LongPathsEnabled)を入れても、コピーが通るようになるとは限りません。Microsoft の説明では、この設定は、長いパスに対応すると宣言したアプリにだけ効きます*1。使っているアプリが対応していなければ、260 字の上限は残ります。

コマンドプロンプトの robocopy は、既定で 256 字を超えるパスにも対応しています*2。robocopy 元 先 /E /LOG:robocopy.log のようにコピーすると、ログに失敗の行が残り、終了コードが 8 以上なら失敗したファイルがあります*2。ただし実際にコピーする方法で、どのファイルのどこが問題かは、ログを読んで探すことになります。コピーの前に問題の一覧が欲しいときは、このアプリを使えます。

見つける問題

1 行に複数の種類が付くこともあります。「調べる」を押すと、問題の件数が種類別に出て、表に場所、今の長さ、移した後の長さ、超えている文字数が並びます。259 字までは通り、260 字からは失敗します。フォルダは 247 字までです(既定の上限のとき)。

(製品版)移す先を入れると、移した後の長さが分かる

パスは、移すと長くなります。移す先のフォルダの名前が前に付くためです。移す先を入れると、移した後の長さが表に出るので、コピーの前に、移す先で失敗する項目が分かります。数えるのはパス全体の文字数で、特定の保管先の決まりは持っていません。上限は、お使いの保管先に合わせて入れます。無料版では移す先を入れられないので、表の「移した後の長さ」は今の長さと同じです。

無料版と製品版

無料版でも調べる範囲は同じです。問題は種類別にすべて数えられ、一覧は先頭の 50 行まで出ます。製品版は、アプリの中のボタンから Microsoft Store で追加する買い切りのアドオンです。一覧の全行、CSV の書き出し、移す先のフォルダ、広い文字の一覧(# % & { } ~)、選んだ行の名前の直しが加わります。

名前の直しでは、使えない文字を見た目の近い全角の文字に(近いものが無い文字と制御文字は「_」に)、先頭の空白と、末尾の空白・ピリオドは取り除き、予約名には末尾に「_」を付け、長すぎる名前は縮め(拡張子は残します)、同じ名前になるものには連番を付けます。今の名前と新しい名前を並べて見て、確認すると、選んだ行だけの名前が変わります。上書きはしません。変えた名前は 1 件ごとにその場で履歴に書かれ、「元に戻す」で戻せます。「元に戻す」は無料版でも使えます。

データの扱い

調べるだけでは、ファイルを変えません。読むのは名前だけで、ファイルを開かず、中身も読みません。ファイルの名前や中身を外に送りません。通信するのは、製品版の確認と追加のときの Microsoft Store だけです。保存するのは設定と、名前を変えたときの記録だけで、この PC の中にあります。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。

できないこと

問題を「すべて」見つけるとは言えません。確かめたのは、作り物のフォルダでの結果です。ネットワークドライブと権限の問題は確かめていません。読めなかったフォルダは数と名前を示して、調べを続けます。ほかのフォルダへのリンクのフォルダには入りません。名前を変えると、ほかのファイルやショートカットからの参照が切れることがあります。

Microsoft Store で公開予定

よくある質問

パスの上限を 260 にすると、260 文字のパスは通りますか?

このアプリは 260 字以上のパスを挙げます。Windows の標準の上限 260 は、文字列の終わりを示す NUL を含むため、259 字までが通ります。上限の数字は、お使いの保管先に合わせて入れてください。アプリは特定の保管先の決まりを持っていません。

調べるだけで、ファイルは変わりますか?

変わりません。読むのはファイルとフォルダの名前だけで、ファイルを開かず、中身も読みません。名前の直しは、製品版で選んだ行を確認したときだけ行います。

名前を直したら、元に戻せますか?

戻せます。変えた名前は 1 件ごとにその場で履歴に書かれ、「元に戻す」で戻せます。「元に戻す」は無料版でも使えます。名前を変えたあとに別の変更があった項目は戻しません。名前を変えると、ほかのファイルやショートカットからの参照が切れることがあります。

問題をすべて見つけられますか?

「すべて」とは言えません。無料版の一覧は先頭の 50 行までで、件数の集計は全件分が出ます。作り物のフォルダ(259・260・261 文字のパス、予約名、末尾のピリオドと空白など)で、cmd のコピーで失敗した項目がすべて一覧に入ることは確かめました。ネットワークドライブと権限の問題は確かめていません。読めなかったフォルダは数と名前を示して、調べを続けます。

出典

関連: English version ・ 文書の画像まとめ取り出し

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